|
信仰 おまけ
キス一つにだって本当は未だに心臓がどうにかなってしまいそうにドキドキする。 愛しい人。 「やっぱ久し振りだからキツ・・・」 指の一本も満足に入り込まないキツイ入口。まるでハジメテみたいに全身を強張らせる仕草が可愛い。 一度指を引き抜き手の届く処に隠しておいたローションを取り出して塗りたくってやると先程迄固く閉ざされていたのが嘘のようにすんなり指二本が呑み込まれて行く。 ぐいぐいと無理矢理押し込んだ指で入口が解け始めるが指の付け根までは押し入れる事が出来ない。 女のものとは全然違う狭くてキツいそこ。差し入れた指を淫らに蠢かして。 「ゴメン、俺も久し振りだからガマン出来ない・・・」 それでもクスリの力で滑りが良くなっているだけのそこに自身を宛うと俺のモノから先走って零れているものも手伝っていきなりずるりと奥まで入ってしまった。 「あ、ああっ、や・・・っ」 「イヤじゃないの」 「あう・・・ッ!」 苦しそうに呻くのに膝裏に手を入れ脚を抱え上げて意地悪く己の凶器で責め立てると悲鳴を上げて唇を噛む仕草が可愛い。 久し振りな為か刺激を快楽と捉えきる事が出来ないらしく脚を大きく割り開かせられた恥ずかしい体勢の侭躯を強張らせている姿が愛おしい。 ゆるゆると、本当にそうっと腰を動かして三蔵の中を押し開いて行く。 「ん・・・っ」 優しく蠢かすような動きに安心したように少しずつ力を抜いて行くのに時折がつんと突き上げてやるとびくりと両脚が跳ね上がるのが可愛い。 三蔵の雄に指を絡めて段々と動くペースを速くしていくと肉壁がひくひくと俺を締め付ける。気持ち良い。 三蔵は快楽に流される自分の姿が好きじゃない。酒も呑むし煙草も吸う、 銃も撃つそんな三蔵だが矢張り一応僧侶だからなのだろうかと不思議に思いながらも快楽を感じる自分を嫌悪するかのように必死に唇を噛んで声を殺す仕草を見れば無理矢理求めた自分が悪いと言う事にしてでも三蔵の罪悪感を減らしてやりたいと思う。 泣いて早く挿れてくれと乞う迄に焦らして虐める事なんて簡単だけどそんなヒドイ事残念だけどしたくない。 その代わり腹の上で反り返った三蔵のそれを指で絡め取る。 「三蔵、目、開けて」 「・・・あ」 耳元で囁くのに短い浅い呼吸を繰り返しながら三蔵がゆっくりと開いた視線の先、見せ付けるように指を差し出す。 「これ、あんたの」 指を開けば節くれ立った指の間をねばつく液が糸を引く。唇の間から舌を差し出して自分の指を舐め上げてみせると驚いたように三蔵は目を見開く。 そんな処も可愛い。濡れた指どころか銜えて銜えられて何度もイッてイカせた事があるのに。 あんたのものなら舌で舐めるどころか嚥下する事だってちっとも気持ち悪くなんかない。 「もっとカワイイ声で啼いてよ」 そう言ってぐ、と突き上げる。 「あ・・・っ!」 「そうそう」 大きく乱暴に動くとそれだけで三蔵はどうして良いか分からないかのようにひいひいと細い声を上げて此の世でつかまるモノは俺しかないとでも言うかのように三蔵を犯している当の本人である俺に必死にしがみついて来る。 何回抱いても行為に馴れる事のない三蔵は抱く度に新鮮でそんな処も可愛い。 「や・・・っ、あっ、悟浄ッ」 細い頸を反り返らせて必死に頚を打ち振る仕草も可愛い。 「あっ、あッ、悟浄、悟浄・・・!」 爪を立てて縋り付く三蔵の両脚を抱え上げて思うが侭に蹂躙する頃には可愛いとか考える余裕もなくなっていた。 中に出される事が実はそれ程嫌いではないらしい三蔵が抜き取られる俺自身にひくんと体を震わして締め付けるのに抜き掛けたモノが反応し始め俺は抜き出す事を止めておもむろに三蔵の中に再度ソレを埋め始める。 「・・・っ、バカ止せ」 「いーからいーから」 先程迄とは逆の方向に腰を動かせば濡れた侭のソコは気持ち良い程あっさりと俺を受け入れて行く。 「うあ・・・っ」 ずくりと最奥が痙攣し俺を導き入れるように収縮するのが気持ち良い。 「ホラ、分かる?あんたのココびくびくいって俺のこと欲しいって」 わざと動きを止めても口とは反対に正直な三蔵の内壁はねっとりと俺に絡み付いて三蔵の中で俺のモノは体積を増す。 「あ・・・っ、止め・・・」 酸欠を起こしている人間のように大きく喘ぐから負けじと口を開いてその濡れた唇に喰い千切る位の勢いで貪りつく。 息が止まる位に色っぽい痴態をこの侭じゃ俺の心臓が止まっちまうんじゃないかと思いながら眼とカラダとで存分に味わって。 「そんなにヨかった?」 目尻に浮かんだ涙をキスで掬い取ってやる頃には三蔵の腕に巻かれた包帯はだらしなく緩み解けきっていた。 三蔵受けお題だった筈なのに気が付いてみたら全然、バカップルって事が前提になってるだけでそれっぽくなかったので。 33題 |