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「さんちゃん先輩はさ、部活とかやんねーの?」 実際朝練やってるヤツらがいるこんな時間帯に登校してるんだし、早起きも苦ではないだろう。 屋上のフェンスに寄りかかって大して上手くはない野球部の朝練を見下ろしながら何とはなしに言ってみた。 「部活なんか始めたら朝練だけじゃなく夕練もしなきゃなんねーだろ」 「あ、そっか」 「朝練しかない部活があるんだったら入部してやらない事もない」 「なんでそんな偉そうなの?」 「まあ実際野球もサッカーも大して興味ねえし」 答えになっているようないないような事を言う三蔵にびゅう、と冷たい風が吹き付ける。 寒いのが苦手らしい三蔵がぶる、と肩を震わせるのに合わせたかの如く外野がエラーをし、凡打は一瞬にして大ヒットとなる。 「あー・・・」 野球部の驚きの実力に興味を失い、フェンスから離れる。 「甲子園は遠いなあ・・・。必ず部活入んねえと、って学校もあるじゃん。そーゆーとこだったら何部に入る?俺漫研が良い」 「漫研って漫画読んでるだけの部じゃねえだろ」 「へーきへーき」 へらりと手を振ってみると、暫し三蔵は考え込んだ。 「・・・そうだな、野鳥研究会ってあっただろ」 「何でいきなりそんなマニアックなとこへ!」 「いや、確か八戒が主催してるだろ?」 「え?あ、そうだった。いやいや、八戒んとこより俺と一緒に漫研しかないっしょ!」 「断る」 即答された。 いつもの事だが冷てえの。 高校生パラレル。 お題ページ |