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どうせ行く所は一緒だし、と待ち合わせた夜のコンビニ。 行ってみると三蔵は未だ来ていないようだったので冷房の効いた店内に入り、週刊誌なんぞを立ち読みする。 「面白いのか、それ」 待ち人に背後から話しかけられ、結構マンガに集中していた自分に気付いたが良いトシしてマンガを熱心に読んでる所を見付かってどうにも照れくさい。 「あ、ああ。三蔵はもう読んだ?今週の・・・」 「いや、マンガはあまり読まない」 「あ、そ?」 今読んだばかりの話について「こんな展開かよー」とか何とか盛り上がりたかったのに気勢を削がれややテンションが下がる。 「ビールどれくらい買うか」 ばくん、と冷蔵ケースを開けて手を泳がせる。 「うちに6缶パックが一つあるぞ」 「じゃあロング缶少し買っておくか」 「そんなに要るか?」 「飲むだろ、こんだけ暑いんだから。残したって悪くなるもんじゃねえし」 籠の中でビールが不安定にごろごろと転がる。 「みかんゼリー食う?」 以前風邪ひいて寝込んでる三蔵にゼリーを買ってったら大儀そうに、でも嬉しそうな顔で食べていたのを思い出す。 「一年中ゼリーばっかり食ってる訳じゃねえよ」 むっとしたように唇を尖らせた三蔵は、デザート類のケースの前をあっさりスルー。 「ツマミはどうする」 「乾きモンなら多少あるぞ」 「あ、タコ焼き食いたいかも」 行列の出来るタコ焼き屋のそれとは違いお世辞にもふっくらしているとは言い難い6個入りを手に取る。 矢張り「物凄く美味しそう」には見えないが、食いたいのだから仕方がない。 「そうだ、アイス食おうぜ」 レジ前の冷凍ケースでごそごそと●リガリ君を二本ばかり選び出す。 「当たるかな」 コンビニを出た所ですぐ様アイスの袋を破き齧り出す。 「ガキじゃあるまいし、たかがアイスの当たり外れが気になるのか」 言葉は素っ気無いが、アイスを齧りながら面白そうにそう言った三蔵の笑顔がとても綺麗で。 その柔らかい唇に触れているのが俺のそれではない事実に。 坊主頭の鼻水垂らした小僧のガ●ガリ君に本気で嫉妬した。 いつものパラレルの二人。 「風邪ひいてゼリー」と言うのはこちら。 お題ページ |